61巻で、突如として登場した羌瘣(きょうかい)の妹分羌礼。
禁術を使いボロボロとなっていた羌瘣の前に現れた羌礼ですが、いきなりの登場に驚いた読者も多いでしょう。
「え?この羌礼って誰!?」という方も多いと思いますが、本編には34巻で一回だけ登場しています。
ということは34巻の登場は61巻から展開する「羌礼編」の伏線という事になりますよね?
ところが見ていくと、もっと初期に伏線は仕掛けられていました。
そこから分かる、羌礼誕生の意味とは?
キングダム羌識と羌礼の伏線を見てきましょう!
キングダム羌識と羌礼の伏線まとめ
61巻に突如として登場した羌礼。
羌瘣に向け「瘣姉(かいねい)」と親しげに語りかける羌礼は、羌瘣と同じ羌族出身の妹分でした。
羌礼が作中に登場したのは34巻で、幽連を倒した後での羌明との会話場面でした。
作中に登場したのはこれが最初で、唯一となっています。
しかしコミックスの「おまけマンガ」では15巻という、もっと早い段階で登場していました。
山に戻った羌瘣を裏切り者として迎え攻撃する展開として、羌識と礼が登場しています。
象姉の「白鳳」を使う羌礼を見て、激怒する羌瘣。
一瞬で二人を撃破する、という話となっていました。
この時点でキチンと識と礼という名前も登場し伏線として仕掛けられているのは、本当にスゴいですよね!
ただ白鳳が「一族で最も有力な蚩尤候補が持つ剣」として紹介されていますが、61巻に登場した時点では羌識の方が有力な候補として描かれているような気がします。
この辺りはちょっと食い違うような気もしますが、キッチリと「羌瘣と象姉のような仲の良い姉妹」として描かれているのは僥倖ですよね。
さらに「16巻のおまけマンガ」でも登場しています。
作中では王騎が死亡するというとんでもなくシリアスな展開でしたが、沈んだテンションを思いっきり上げてくれる内容となっていました(笑)
そしてかなり間が空き、「56巻のおまけマンガ」で「祭が決まってからの二人」が描かれています。
婆から祭の実施が決まったと聞く羌識。
自分は羌礼と斬り合う覚悟が出来ている、と言いますが「礼はできてないと思う」とも言います。
そして「外の世界に出たら何をしたい?」と識が礼に聞く展開も描かれます。
これ、62巻本編に登場した識と礼の会話の直前の話ですよね!
おまけマンガの最後に「子犬が飼いたい」と言った羌礼の後の展開が、62巻に繋がっているのでしょう。
「識は何がしたい?」と礼に聞かれ「ない」と答える識の描写は、たまんなかったですよね!
さて、ここまで順番に羌礼の伏線を見てきました。
次は、これらの伏線を検証していきたいと思います。
ここからは本誌最新話の内容を含むので、ご注意ください。
キングダム羌識と羌礼の伏線を検証!
15巻から仕掛けられていた「識と礼」という伏線。
15巻・16巻の「おまけマンガ」は「識と礼」という存在を示す伏線であり、56巻の「おまけマンガ」はまさに、61巻から登場する「羌礼編」の展開に「直接関わる伏線」という感じでした。
これ、見直しても15巻から識と礼が登場しているのは、本当にスゴいですよね!
羌瘣は、史実に登場する人物でです。
紀元前228年(始皇19年)に王翦と共に趙王である幽繆王を捕らえ趙を滅ぼすという史実があるため、ここで間違いなく大活躍するでしょう。
現在の原作最新話で桓齮の斬首が行われたのが紀元前234年なので、ここから6年後の展開ですね。
禁術を使ったため、羌瘣は完全復活が難しい状態です。
そのため羌瘣の史実の大活躍には、間違いなく羌礼が関わってくるでしょう。
そんな羌礼登場の伏線が15巻に仕掛けられているって、マジでスゴいですよね!
見直せば見直すほどこれらが15巻から決められていたと分かる伏線に、ゾクッと震えるくらいシビレますよ!
羌礼登場の伏線に、改めてキングダムのスゴさを実感するアースでした!\(^o^)/
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